更新日: 2021年09月07日

【ネタバレあらすじ】映画『くるみ割り人形と秘密の王国』はどんなストーリー?見所は?→シンプル展開&わりとバトル・映像はきれい

【ネタバレあらすじ】映画『くるみ割り人形と秘密の王国』はどんなストーリー?見所は?→シンプル展開&わりとバトル・映像はきれい

(〃゚3゚〃)
あー、こないだ久々にシネコン行けたぜ。『くるみ割り人形と秘密の王国』見れたぜ。


(*・ω・*)o
サイトで予告編は取り上げていたけど、結局見に行ったのね~。制作費かけすぎてズッコケたみたいな説はあるけど、肝心の内容はどうだったのかな~?


(〃゚3゚〃)
たしかに、『重厚な物語って感じはしない・あっさり』ってとこはあるが、映像はやっぱり金かけてるだけあって派手だ。あと『ボヘミアン・ラプソディ』と被ったのは不運だったかな。また、チャイコフスキー感も薄い(笑)とりあえず、あらすじを突っ込みいれつつ紹介していくぜ。


(*・ω・*)o
はーい、よろしくね!


この記事の目次

『くるみ割り人形と秘密の王国』 予告編/データ

アメリカ公開:2018年11月2日
日本公開: 2018年11月30日
監督:ラッセ・ハルストレム ジョー・ジョンストン
映画ストーリー&脚本: アシュリー・パウエル
製作:マーク・ゴードン, p.g.a. ラリー・フランコ, p.g.a.
衣裳:ジェニー・ビーヴァン
指揮:グスターボ・ドゥダメル
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:キーラ・ナイトレイ、マッケンジー・フォイ、エウヘニオ・デルベス、リチャード・E・グラント、ミスティ・コープランド、ヘレン・ミレン、モーガン・フリーマン

『くるみ割り人形と秘密の王国』あらすじ1:オープニングのスピード感はgood!クララはどのようないきさつで『秘密の王国』にいくことになった?

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そんなわけで、予習・復習につかえるよう映画のあらすじを振り返ってみるぞ。劇場で見て覚えている範囲&画像引用元が公式予告編のみなので、不十分な点はご了承いただきたい。まず、オープニングは舞台となる冬のヨーロッパの街を、鳥視点で滑空するところから始まる。で、クララの部屋に入っていくと、ルーブ・ゴールドバーグ・マシンみたいな装置でねずみを捕まえているんだ。ここは『グーニーズ』の家とか好きな人は楽しい。


(*・ω・*)o
あら、海外版予告編(タイトル:The Nutcracker And The Four Realms)からだと、スクショも見つかったみたいだね!ここのスピード感は楽しいかな~。クララがメカに強い描写もあるみたいだね!やっぱ親の影響とかかな。


(〃゚3゚〃)
クララのキャラに影響を与えた人物として、母親マリーがいる。どうやら発明家らしい。本編開始時にはすでに何らかの原因で亡くなっていることが示唆されており、このことがクララがふさぎ込んだ原因といえそうだ。なお、母親の存在はキーになるので、最初に押さえておくと内容が理解しやすくなる。


(*・ω・*)o
このシーン見ると、お母さんが理解者だったって感じもするよね。


(〃゚3゚〃)
それはあるかもな!
そんなわけで、物語初期のクララは、わりとむくれている状態が続く。母親が残してくれたプレゼントも、『カギがかかって開かない卵型の入れ物』だったので、怒って部屋に閉じこもってしまう。クリスマス時期なので、叔父さんのドロッセルマイヤー家でのパーティーがあるときも乗り気ではない。


(*・ω・*)o
いっぽうお父さんは、世間体や付き合いでいってる感じもあって、親子なのに温度差がすごいね(笑)


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『父親と舞踏会でダンスしたくない』なんて、思春期の女の子にはよくあることだよな(笑)
しかしパーティについていった理由はあって、叔父さんのドロッセルマイヤーに会うためだ。たぶん母親方の親戚だな。彼に『卵型の入れ物をあけるヒント』を得ようとするが、鍵がないのでどうしようもない。


(*・ω・*)o
お父さんと話してるときより笑顔(笑)
親よりも、親戚のおじさんおばさんや、おじいちゃん・おばあちゃんの方が話を聞いてくれるってこともあるもんね!


(〃゚3゚〃)
俺も、親と喧嘩してもばーちゃんには心を開いたりしてたな(笑)
で、ドロッセルマイヤーのパーティでは、プレゼントタイムがあった。クララ用のネームプレートがついた紐をたどって、暗闇の通路を抜けていくと、一面銀世界。秘密の王国に足を踏み入れることになるわけだ。なお、ここで『カギがかかって開かない卵型の入れ物』の鍵らしきものを見つけるのだが、ねずみに奪われてしまうわけだ。この鍵を取り戻すのが、当面の目的となる。


(*・ω・*)o
お母さん・おじさん共同で、異世界冒険をプレゼントなんて、イカしてるね!大変だけど終わった後には喜べそう!その前には、まずねずみを捕まえないとね。


『くるみ割り人形と秘密の王国』あらすじ2:仲間との出会い&『秘密の王国』と人間世界のつながりは?

(〃゚3゚〃)
ここを理解するには、オフィシャルサイトで物語の舞台マップを見ておくといいだろう。で、ねずみを追いかけて、国境付近に来た。ねずみは『第4の王国』の勢力で、母国に逃げ込んだ。ここの国境を警備しているのが、くるみ割り人形の兵士『フィリップ』で、本作品のヒーロー枠だな。
最初はクララを警戒し、『国境先の国とは戦争状態だから通せない』というが、フルネーム(クララ・シュタールバウム)を名乗ると態度が一変。『マリー・シュタールバウム(クララの母ちゃん)を知っているか?』と。どうやらクララの母親が女王として君臨していたらしく、フィリップはクララを『プリンセス』と呼んで忠誠を誓う感じになるぞ。
まずフィリップと組んで第4の国に突入するが、第4の国ボスの『マザー・ジンジャー』と『ねずみ王』の激しい攻撃により一時撤退して、中央宮殿で体制を整えることになる。


(*・ω・*)o
ちょっとここの大量のねずみが集まって巨大化するのはグロいかな~(笑)
『騎士とお姫さま』ってパーティなんだけど、お姫さまも前線で戦うのは、最近のディズニープリンセスのパターンだね!


(〃゚3゚〃)
『モアナ』もそうだったからな~(マウイと共闘)。こういう、甘ったるいじゃなくて熱い展開は、おっさんから見ても好みだ(笑)
さて、クララの母親が女王だった中央宮殿では、4つの国の大臣(第4を除く3人・シュガープラムなど)に会うことができた。とくにキーラ・ナイトレイ演じるシュガープラムは、この国を案内したり、国の成り立ちのバレエ劇場を見せたりと、なにかとクララの世話を焼いてくれる。


(*・ω・*)o
ちょっと過保護ですけどね(笑)でも、ここの会話(よくあそこから生還できたな!とか)聞いていると『反乱を起こした第4の国』がずいぶん危険視されてる感じだね。


(〃゚3゚〃)
まあ、あんなクソでかいねずみが危なくないわけないよな(笑)
このほか、『秘密の王国と、人間世界のつながり』については、シュガープラムが案内してくれる。紐をたどって入った以外にも、宮殿の機械仕掛けの部屋から人間の世界にでることができるようだ。回る歯車に乗って出た先は、ドロッセルマイヤーの家にあった鳩時計の上だった。ただし時間の流れる速度が違うので、『父親やパーティ出席者が止まっているほど、ゆっくりに見える』とのことだ。


(*・ω・*)o
なんかSFちっくなところもあるね!まるで劇場版ドラえもんみたい!


(〃゚3゚〃)
むしろチャイコフスキーってより、『のび太とブリキの迷宮・のび太のねじ巻き都市冒険記・のび太のロボット王国』なんじゃねーか、この作品(笑)


『くるみ割り人形と秘密の王国』あらすじ3:キーになる装置とは?大規模戦闘が発生した原因は?

(〃゚3゚〃)
『くるみ割り人形と秘密の王国』が、SFちっく・劇場版ドラえもんみたいってさっき言ったけど、その観点や、物語のキーになる装置があるぞ。それが宮殿にある『人形などの無生物に意思や生命を与える/もとの無生物に戻す装置』だ。この光線を浴びた無生物は意思や生命を持って活動したり、逆の効果で使うと意思や生命を持ったものを、人形などの無生物に戻す、というものだ。クララの母親がこの国を見つけ、この装置を使って、人形などが生命を持って活動できる王国を作った、ということらしい。なお、この装置にはアクティベーション(起動)用キーが必要で、鍵穴が『クララの貰った卵型の入れ物にある鍵穴と同じ』という点は押さえておこう。


(*・ω・*)o
なるほど~、クララのお母さんが女王といわれていた理由はこの装置を使って、人形を生命活動ができる住人にして、王国を作ったからだったんだね!
でもそれをきくと、ほんとに劇場版ドラえもんっぽいね(笑)


(〃゚3゚〃)
だから、チャイコフスキーのバレエ作品の映画化を期待して見に行った層が『違ぇ~~!!』って言うんだよな(笑)
で、シュガープラムからは、『第4の国と交戦状態につき、兵力が必要だから、(兵士を生み出すために)この装置の起動キーがほしい』といわれ、宮殿の兵士を集めて、鍵を取り返すために、第4の国に攻め込むことに。激しい戦闘のすえに、マザー・ジンジャーから鍵を取り返すことができた。なお、この鍵で母親から貰った卵型の箱をあけると、中身はオルゴールだったことが発覚する。


(*・ω・*)o
ここは、本作品でちょくちょく出てくるバトル的見せ場だね!クララやフィリップが大活躍して楽しめそう!
MGさん的に突っ込みどころは?


(〃゚3゚〃)
フィリップは最前線で警備する兵士だけあって非常に強く、第4の国勢力相手でも、戦えてる印象があったな~。また、クララも頭脳プラス身体能力・格闘戦もokみたいなキャラ色づけは燃えた!『萌えた』じゃなくてな(笑)
あえて言わせてもらえば、『宮殿から呼んできた兵士が弱すぎる』ってことだな~。仮面ライダーのショッカー戦闘員が、味方側にいるイメージだ(笑)


(*・ω・*)o
それ、雑魚ってことじゃん(笑)


(〃゚3゚〃)

****warning!ネタバレ警告!****

****warning!ネタバレ警告!****

なお、以下には物語の結末にかかわる、重要なネタバレが含まれるぞ。

劇場版をまだ見ていない・自分で見て知りたい、などの場合は、ブラウザバックで戻って、見おわってから読んでくれ。


(*・ω・*)o

よろしくお願いしますね!

以下ネタバレです。


『くるみ割り人形と秘密の王国』あらすじ4:シュガープラムの裏切り・捕縛される主人公陣営・第4の王国が滅ぼされるのを阻止

(〃゚3゚〃)
で、ここからは『実はお前が黒幕か~』という展開へ。
実はシュガープラムは、第4の国を攻め落として、自分が女王になる計画を立てていた。取り返した装置の起動キーを渡すと、くるみ割り人形の兵士を大量に製造して、第4の国に向けて出撃する。ここの兵士は、感情や配慮ってよりも『命令に忠実で、邪魔するものは排除する』ってスタンスのようだな!


(*・ω・*)o
ヤバいね!てっきり、マザー・ジンジャーが大ボスかと思っていたよ!
ここはなかなかのどんでん返しだったね!


(〃゚3゚〃)
伏線としては、『やたら第4の国を敵対視』や『不自然な世話焼き』などが挙げられるが、予想できなかった方も多いだろう。
で、他の地域の担当大臣とクララ・フィリップは、塔の最上階に幽閉されてしまうが、『物理学的にok!』と、『紐に錘をつけて回転させ、ゆっくり降りる』というクララのアイデアで脱出する。ここでクララは、動力源の水車から部屋に侵入し、フィリップはマザージンジャーに『シュガープラムが攻め込んでくること』を伝えるために、二手に分かれて活動するぞ。


(*・ω・*)o
崖を移動して、水車動力室から侵入とか、むっちゃヒーロー的な活躍してるねクララは!
もう、『ヒーローとヒロインを、男女で分ける』必要はないんじゃないかな!


(〃゚3゚〃)
ブリー・ラーソン(女性)主演の映画、キャプテン・マーベルの予告編でも、ヒーローって言われてたからな!これからの主流かもな!
で、第4の国でマザージンジャーに危機を伝えたフィリップは、シュガープラムが生み出した兵士と交戦することに。フィリップは戦闘力も高く、シュガープラムの兵士をガンガンなぎ倒すけど、いかんせん数が多すぎる。次から次へと攻めてくる敵に、マザージンジャーの要塞も攻め落とされ、ピンチに。


(*・ω・*)o
フィリップ、やっぱ強いね!!でも、感情や恐怖を知らない敵が大量にきたら、キツそう・・・


(〃゚3゚〃)
子どもや女の子向けと思いきや、ハードな絶体絶命シーン挟んで来るあたりは、なかなか趣があるけどな(笑)
一方、無生物に意思や生命を与える装置の部屋に潜入できたクララは、こちらもシュガープラムの兵士と交戦。剣の一閃をスライディングで交わし、キックや裏拳打ちなどの格闘術で戦っていくが、数の多さには勝てず追い詰められ、こちらも絶体絶命に。


(*・ω・*)o
クララ、めっちゃ強いじゃん(笑)でもやっぱり人海戦術には厳しい様子だね!


(〃゚3゚〃)
ここは、予告編から画像を引用できなかったが、強力な助っ人&ギミックを利用したバトルの結末があるので、ぜひ劇場(or リリース後はdvd/ブルーレイ/配信)などでチェックしてくれ!


『くるみ割り人形と秘密の王国』ネタばれ~エンディングはどうなった?

(〃゚3゚〃)
というわけで、激しいバトルのすえにシュガープラムの野望を阻止したクララは、中央宮殿のプリンセスとして迎えられることに。国家運営の安定しそうな人事権を発動し、安心したあとは元の人間界に帰ることに。
いろいろ冒険を経て精神的に成長したクララは、
ウマの合わなかった父ちゃんとも和解できた様子で、めでたしめでたしって感じだな!


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ちなみに、クララがお母さんから貰ったオルゴールの曲は、『お父さんとお母さんが出会ったとき、はじめてダンス踊った曲だよ』っていう、ロマンティックなオチも見逃せないね!


『くるみ割り人形と秘密の王国』総評

(〃゚3゚〃)
『原作チャイコフスキーのバレエ曲・みたいなポイント』、および『ロードオブザリングみたいな、複数勢力が交錯する、壮大な物語』を期待すると、わりと肩透かしを食らって低評価になるかもしれません(意外にミュージカル・バレエ要素より、ファンタジーバトルアクション要素が強い・または、壮大になりそうなポイントをスルーして、コンパクトに物語をまとめている)
とはいえ、『映像はファンタジックで派手』『ヒーロー役と共闘できる、強い女性主人公』『SFちっくな装置や、スチームパンク的ギミック』『家族のルーツ』などに共感できると、非常に楽しめる作品といえそうです。メカやバトルアクションの描写は、ターゲットから外れる男性の方にもおススメです。


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