更新日: 2021年09月07日

【映画・Lola(ローラ) ねたばれ含・あらすじ・キャラ紹介】ジャック・ドゥミの長編デビューながら、その後の展開も予感させる作品

(*・ω・*)o
お疲れー。こないだね、Lola(ローラ) っていう映画を見てみたよ。古い作品だけど、なんか円盤手に入ったし。


(〃゚3゚〃)
確かリマスターみたいなこともしてたな。結構古いとはいえ、サックリ見れるもんだ。確かジャック・ドゥミ監督の他の作品(Model Shop・シェルブールの雨傘・ロシュ恋)と繋がりがあるんだよな。


(*・ω・*)o
そこは面白かったね~。まさかこの映画の時点ではローランがダメ男とは、思ってもいなかったね(笑)今回はそういう点にツッコみつつ『Lola(ローラ) 』を見ていこうよ。


(〃゚3゚〃)
名作と言われているが、ネタっぽくツッコめそうなところはあるので、まかせておいてくれ(笑)


この記事の目次

映画・Lola(ローラ) 予告編/データ

■スタッフ
監督:ジャック・ドゥミ
脚本:ジャック・ドゥミ
製作:ジョルジュ・ド・ボールガール/カルロ・ポンティ
編集:アンヌ・マリー・コトレ
撮影:ラウール・クタール
音楽:ミシェル・ルグラン

■キャスト
アヌーク・エーメ(ローラ/セシル役)
マルク・ミシェル(ローラン・カサール役)
アラン・スコット(水兵フランキー役)
ジャック・アルダン(ミシェル役)
アニー・デュペルー(セシル役)
エリナ・ラブールデット(デノワイエ夫人役)
マーゴ・ライオン(ミシェル母 ジャンヌ役)

映画・Lola(ローラ)の登場人物は?

思わせぶりな態度? ローラ/セシル(演:アヌーク・エーメ)

(*・ω・*)o
キャバレー『エルドラド』のダンサーでシンママ(息子はイヴォン)。本名はセシル。初恋に呪われてて7年間も待ってる的一途キャラと思ってたんだけど。愛想がよくて思わせぶりな感じで、ローラン・フランキーがちょっと惹かれちゃう面も。


(〃゚3゚〃)
ジャケット写真やアヌーク・エーメのイメージから推測するとクールに見えるんだが、実際はキャピキャピ・フレンドリー感が強い。チェリボが実際にあったら、ノックアウトされそうな感じはあるな。


ダメ男?ローラン・カサール(演:マルク・ミシェル)

(*・ω・*)o
『シェルブールの雨傘』では、落ち着いた配慮ある宝石商だったローラン。本作では仕事を速攻でクビになる・『旅に出たい』とか現実逃避めいた発言が見られるよ。とはいえ、痛さだけではない様子。


(〃゚3゚〃)
『使わなくなった辞書あげましょうか?』とか、気前良さはあるよな。


ロリコン?水兵フランキー(演:アラン・スコット)

(*・ω・*)o
ナントに来ている水兵で、キャバレー『エルドラド』のお客さん。『一緒に寝た』とか、ローラに入れ込んでると思ったら、漫画の件で小さいほうのセシルと仲良くなって遊びに行くような描写も。14歳の女子に手を出しましたよね(笑)


(〃゚3゚〃)
踊り子やカフェのほか、港町・ナンパな水兵なども、ジャック・ドゥミ作品では良く出てくる要素だな。この記事執筆時より60年くらい前の海外作品で、あまり気にならないと思うが、現代・日本で14歳の少女に手を出していたらロリコン認定である(笑)


同じパターンに入りそう? 小さいほうのセシル(演:アニー・デュペルー)

(*・ω・*)o
ローラの本名もセシルなので、『小さいほう』というとわかりやすいかな。お母さんが教育ママっぽいのかな。少し背伸びしたい感じもあるみたいだね。ナントから立ち去るフランキーと、一時の恋みたいな描写も。


(〃゚3゚〃)
ローラが待っている男も水兵出身らしいな。名前も同じで、生活も同じパターンに入りそうと、懸念されたとか(笑)


キャデラック男 ミシェル(演:ジャック・アルダン)

(*・ω・*)o
冒頭のキャデラックかっ飛ばしシーンが印象的。乗ってた人はこんな厳ついおっさん(笑)お店のスタッフ一覧をチェックしていたり、何かを探すような様子も。お母さんもいたよね。


(〃゚3゚〃)
乗っていた車は1955年モデルキャデラック・エルドラドのようだな。こいつのカーチャンは『息子が帰ってこない』とボヤいていたようだな。


小さいほうのセシル母 デノワイエ夫人(演:エリナ・ラブールデット)

(*・ω・*)o
小さいほうのセシルのお母さん。娘には少し口うるさいところがあるようだよ。ローランと交流する場面も。
旦那さんが戦争から帰ってこなかったんだって。


(〃゚3゚〃)
時代背景としては、1954年~1962年の『フランス アルジェリア戦争』が絡んでいると予想できそうだ。
父ちゃんが戦争で死んでたりとか、ジャック・ドゥミの映画にはシンママも良く出るな。


ミシェル母 ジャンヌ(演:マーゴ・ライオン)

(*・ω・*)o
絵を描いたり、カフェでオーナーにぼやいたりしているおばあさん。息子はキャデラック男のミシェルで、帰ってこないんだって。
カフェでは、ローランと絡みがあるような描写も。


(〃゚3゚〃)
ローランは息子のライバルみたいな感じだが、まあハナから相手にされてなかったからな。


カフェバーオーナー クレール(演:Catherine Lutz)

(*・ω・*)o
ローランが良く利用しているカフェの店主。ちょっと世話焼きオバチャンみたいな、良いキャラしてるね~。


(〃゚3゚〃)
ロシュ恋にもこういうキャラいたな。


映画・Lola(ローラ)のあらすじは?

オープニング~1日目前半・ローラン仕事クビ(笑)&デノワイエ夫人との接点や、ローラとの再回など

(*・ω・*)o
それではさっそく、あらすじを見ていきましょう。オープニングはベートーヴェンの交響曲第7番・2楽章のメロディに乗せて、かっ飛ばすキャデラック(笑)そして、道路をダラダラ歩いてたくせに『気をつけろ』って怒る水兵たち。


(〃゚3゚〃)
おめぇらさっさと横断しろ(笑)なお、このキレていた水兵に、主要人物のフランキーがいるようだな。


(*・ω・*)o
そして群像劇のように他メンバー描写へ。
別作品のせいでおなじみのローラン。寝過ごして遅刻なのに、カフェでダベってて良いのでしょうか(笑)案の定、社長に怒られていますけど。


(〃゚3゚〃)
そもそも3日で5回って、どうやって達成するんだよ。『昼休み取りすぎて遅れた』などをカウントしないと無理だろ。


(*・ω・*)o
『やっぱりか』って感じで速攻クビになり(笑)、映画を見に行くローラン。


(〃゚3゚〃)
字幕には『マークロブソン』ってでているけど、ローランが見たものは、別の作品のようだな。『ゲーリー・クーパー』と言っていたな。


(*・ω・*)o
ゲーリー・クーパーってかなり昔の監督さんか、わたしは知らんけど(笑)
その後はフランキーの描写。休暇中か、仲間とキャバレーに入っていくところ。踊り子の『ローラ』が気になっていて、差し入れをしたり。


(〃゚3゚〃)
こいつらは休暇終わったらシカゴ行きらしいが、アバンチュールでも狙っとんのか。


(*・ω・*)o
いやーでも、1回寝てるらしいよ(笑)
フランキーは、ローラの息子イヴォンにもプレゼント用意してたみたい。あとはローラ宅でまったりしつつ、『次はアメリカ行き』とお話。


(〃゚3゚〃)
無理して口説かなくても良さそうな気もするがな~。


(*・ω・*)o
恋多きお年頃なのかね~。
さて、ローランは、本屋で娘の英語の辞書を探すデノワイエ夫人と接触。『手元に使わなくなった辞書があるけど、使いませんか?』という内容。仕事の時間はルーズだったけど、こういうところは紳士だね。


(〃゚3゚〃)
ちなみにフランキーは英語ネイティブスピーカーなので、こういう形で間接的に絡んだりするのは上手いよな!


(*・ω・*)o
なるほど、そうつながるのか!
その後のローラン、映画の影響か現状に不満があるのか『旅に出るか』と発言。カフェバーオーナーのクレールからも『仕事の話題』がでるよ。


(〃゚3゚〃)
プーになったのを心配されているな(笑)


(*・ω・*)o
で、クレールに聞いた仕事について、聞きに行くローラン。
この仕事、ヤバいやつですよね。


(〃゚3゚〃)
あからさまに、運び屋じゃねえか(笑)


(*・ω・*)o
そして、会話の内容からはローラとは昔の知り合いっぽかったローラン。再会&あとで食事の約束をするけど、この人、思わせぶりな態度スゴくない?(笑)


(〃゚3゚〃)
『他に本命がいる』にもかかわらず、『再会できてドキドキしてる』とか、チェリボじゃなくても、ちょっと勘違いしてしまう危険性はあるな。


(*・ω・*)o
ローランも昔から気になってて、燃え上がったり勘違いはあるかも。
少し前に約束した辞書を届ける件で、ローランは小さいほうのセシル&デノワイエ夫人の家へ。


(〃゚3゚〃)
小さいほうのセシルは、小言ばかり言われて、ストレスはありそうな感じだな。


(*・ω・*)o
開放されたいかんじがするよね。
で、ローラが踊り子という話も出たので、ダンサーに興味をもつ、小さいほうのセシル。デノワイエ夫人はローランを気に入ったようだけど、ローランは街から出ていく予定です。


(〃゚3゚〃)
オバチャンルートでもいいんじゃねえの、日本のアニメじゃねぇし(笑)


1日目後半・フランキー&セシルの交流や、ローラン&ローラの食事会など

(*・ω・*)o
1日目がながいので分けたよ。後半はまずフランキーのパートから。『メテオ』って漫画を買いに来たセシルだけど、フランキーが先にゲット。しかし『買われたからお金返して』のやり取りを聞いたフランキーが、セシルに漫画をプレゼント。


(〃゚3゚〃)
小さいほうのセシルは、なんかツンデレテンプレみたいな返しをしたな。
まあ、ここのやりとりは普通だ。


(*・ω・*)o
そのあとついてきて、セシルと世間話をするフランキー。英語で話されたけど『わかんない』とか、『ダンサーなりたい件』など。年齢はここで14歳と発覚


(〃゚3゚〃)
多少イケメンだから許されている感じもあるが、現代日本なら、まず通報されているという感想をもったぞ(笑)


(*・ω・*)o
しかし、買い物を頼まれていたことを思い出し、退散するセシル(笑)


(〃゚3゚〃)
かわいそうに、また母ちゃんに怒られるぞ。


(*・ω・*)o
その後、食事の約束をしていたローラの描写。エルドラドでダンス練習。その後、ローランの元へ。


(〃゚3゚〃)
エルドラドのシーンでかかる曲は『Chanson de Lola』という曲のようだな。ベートーヴェン・パーカッション曲に続いて、これもおなじみだ。youtubeでも聞けるようだぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=UvS2ozjnwf0


(*・ω・*)o
そして、ローラと食事をするローラン。彼はワンチャンあったら狙ってたっぽいんだけど、ローラが『14歳の時の初恋・相手は水兵・今でも好き』みたいなことを話すので、あんまりおもしろくない様子。


(〃゚3゚〃)
ローラン、なんか目つきがだんだん厳しくなってきてる気が(笑)
男性の感想としては、『意中の女性を誘ったけど、その人が他の男の話ばかりするので、帰って寝てた方がマシ』というあたりだろうか。


(*・ω・*)o
そして、『ナントから出ていく件(旅に)』を伝え、夜のキャバレー出勤を送ったところで、1日目終了


(〃゚3゚〃)
14歳女子と遊んでいた、フランキーさんも来てますねぇ(笑)


2日目~ローラと喧嘩するローランや、小さいほうのセシル&フランキーのキラキラデートなど

(*・ω・*)o
2日目の様子を見ていきましょう。キャバレーエルドラドの、出勤キャストを見るキャデラック男の様子。中ではフランキーが『休暇が終わって今夜出港する』という話を。


(〃゚3゚〃)
キャデラック男、他男性キャラとは、結構ニアミスしてんのな、直接絡みはないけど。


(*・ω・*)o
朝、カフェで『アイツは俺の愛を知らん』と、クレールにボヤくローラン。運び屋の仕事を確認に行く途中に、フランキーと一緒に帰宅するローラを発見し、尾行。その後、子供にも差し入れ。なおフランキーは、一晩遊んで、ローラの部屋で仮眠しています。


(〃゚3゚〃)
微妙にストーカーめいた真似をしやがったな(笑)


(*・ω・*)o
そして、ローラ息子のイヴォンを学校に送った後、カフェで告っちゃうローラン。
やっぱり、恋愛対象としてみてもらえていませんでしたね~(涙)


(〃゚3゚〃)
いやー、ローラも思わせぶりな態度過ぎただろ、これまで。


(*・ω・*)o
そしてストーキングされて混乱したのか『アメリカに行く・初恋のミシェルの件は作り話』などと、大嘘をついちゃうローラ。ローランはブチ切れて、出ていくよ。


(〃゚3゚〃)
まったく脈無しなので、ローラン的には良いんじゃないか?


(*・ω・*)o
ローラン的には、『お仕事も恋もダメ』という、何とも言えない展開だったけどね(笑)
で、今夜出港のため、ローラにお別れを言って出ていくフランキー。出港前に、今日が誕生日だったセシルと再会して、一緒にお祭りのテーマパークで遊ぶことに。


(〃゚3゚〃)
14歳女子とデートかよ(笑)


(*・ω・*)o
で、一部ではロリコンかよ(笑)みたいな意見もありますが、お祭りのテーマパークで遊ぶ、フランキーとセシル。作中、最もキラキラしているシーン


(〃゚3゚〃)
1961年のモノクロ映像にもかかわらず、キラキラ・カラフルに見える気がするとは、ジャック・ドゥミ監督のセンスも凄いものがあるな!


(*・ω・*)o
そして、お別れが名残惜しそうな二人。


(〃゚3゚〃)
セシルはフランス人なんだが、『Adieu』『Au revoir』でなく『good bye』で返したようだな。フランキーは『もう会えないかもしれない』ので、『Adieu』っていったな。


(*・ω・*)o
その後は、デノワイエ夫人・セシルとのバースデー会食に呼ばれるローラン。イイ感じで交流できそうなのに、ローランがナントを出ていくので、もうお別れです。夫人に、ローラの件をちょっとボヤくような面も。


(〃゚3゚〃)
ローランは、『ローラとうまくいったら、ナントに残ろうかな』みたいな淡い期待はあったようだけどな(笑)


(*・ω・*)o
見事にその期待、打ち砕かれていますけどね!
そして別れ際に、ローランのスーツのボタンを直してくれるセシル。


(〃゚3゚〃)
ここで2日目は終わりのようだな。結末は3日目だな。


映画Lola(ローラ)の結末・3日目の展開は?(ねたばれ)

*ねたばれ含みます

(*・ω・*)o
それでは、映画Lola(ローラ)の結末・3日目・最終日の様子を見ていってみましょう。
朝、運び屋の仕事の件で依頼者の元に向かうと、警察がさ入れ。どうやら『ダイヤモンド密輸』がバレたようだよ。


(〃゚3゚〃)
仕事もポシャってるじゃねーか(笑)
だが、ローランは宝石商としてシェルブールの雨傘に登場するな。ローラについては『モデルショップ・ロシュ恋』を見よう。


(*・ω・*)o
で、その現場付近でローラと再会。喧嘩したままでは感じ悪いので『昨日のことは嘘だった』と和解。


(〃゚3゚〃)
フランキーも、ローラには特に愛されていないことが発覚したな(笑)


(*・ω・*)o
そして別れ際に、『大切なのは何かを望むこと、幸せを望めば、もうそれだけで幸せだ』と、ミシェルに会えるかわからないローラを励ますローラン。


(〃゚3゚〃)
ローランは本作ではダメキャラだったが(笑)、人生賛歌の哲学については、しっかりしているところがあるようだ。


(*・ω・*)o
ほんとだね~。
で、荷造りのため戻るローラン。途中、セシルの友達から『セシルがシェルブールに向かった』と聞くよ。デノワイエ夫人に状況を聞くと『昨日、あのあと言い争いになった』とのこと。シェルブールにはセシル叔父がいるらしいんだけど、さらっと、とんでもないこと言ってませんか?


(〃゚3゚〃)
デノワイエ夫人の旦那は戦争で死んだことが示唆されていたが、『セシルの実の父親は、その叔父』って。ええと意味がわからないな(笑)


(*・ω・*)o
知ったら嘆くだろうね~。
その後、カフェに来るオープニングのキャデラック男。彼がミシェルと発覚し、母親とここで再会。『ローラを迎えに行く』と話していたよ。ミシェルが出たすぐあと、ニアミスで入ってくるローラン。『もう戻らない』と挨拶だけ。


(〃゚3゚〃)
キャデラック男、作中では何もしていないな(笑)


(*・ω・*)o
だからね、まったく感情移入できないんだよね~(笑)
キャバレーエルドラドを去ろうとするローラ&イヴォンに、キャデラック男ミシェルは再会。イヴォンの父親もミシェルで、子供だけこさえて、どっか行ってたクソ男と発覚(笑)
親子三人でキャデラックを横目に、ナントを出ていくローラン。ローラだけが気づいて振り返るところでエンド。


(〃゚3゚〃)
まあ、カッコいいオープニング演出のためだけのキャラでも、特に問題はないな(笑)


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